「月が浮かぶ川」を読んでみた!森 勇斗さん(ポニーキャニオン)
※本インタビューは一部ネタバレを含みます※
まず、簡単な自己紹介を お願いいたします。
韓国ドラマや中国ドラマなど映像作品の宣伝業務全般を担当しております、森 勇斗と申します。韓国ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川」』の宣伝も担当しておりました。
具体的には、「作品の魅力を どのように伝えていくべきか」をプランニングし制作担当と話し合いながら、社内・外の各所と連携を図り、作品認知を高めていくといったプラン立て〜実行部分までを担っておりました。
WEBTOON「月が浮かぶ川」を初めて読んでみた ご感想を教えてください。
まず、本作をWEBTOON化したいと ご提案をいただいた際は とても驚きました。本作でWEBTOON化なんて想像すらしていなかったので、とても面白そうな施策だなと直感的に感じたのを今でも覚えています。20話までを先に拝読させていただいたのですが、ドラマのストーリーとは大きくは乖離せずにドラマを すでに観た人でも楽しめるテイストであり、ドラマ未視聴者でも純粋に楽しめそうな内容になっていると思いました。
ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」に関して、日本で一番 詳しい森さんに質問です!ドラマを観ていたからこそ楽しめたシーンなどありましたら お聞かせください。
オン・ダルとピョンガンの運命の再会シーンです。
ピョンガンは、コ・ウォンピョの策略で母を亡くし記憶を失い、王と敵対する刺客ヨム・ガジン(WEBTOONでは「ヨム・カジン」)として育ちました。そんな彼女の目の前に「オレ…お前のこと知ってる!」という男が登場。それが、オン・ダルという少年で幼少期に一緒にとある場所へ必死に向かっていた仲間でした。
二人の親である「ヨン王紀とオン・ヒョプ」VS コ・ウォンピョの戦闘シーン、幼少期のオン・ダルとピョンガンが必死に逃げるシーンは映像で観ていると なおWEBTOONに没入できて楽しめるのかなと思います。
20話まで お読みいただきましたが、WEBTOONで特に印象に残っているシーンは?
第4話の後半、ヨン王妃&オン・ヒョプ vs コ・ウォンピョが対立するシーンです。この場面は、ドラマ序盤の中でも印象深いシーンの ひとつですが、WEBTOONで どのように描かれるのか個人的に注目していたシーンでもありました。ここのアクションシーンの臨場感がWEBTOONならではの演出方法で しっかり伝わる表現がされていたので記憶にとても残っています。
ドラマを観たからこそ気になる、今後WEBTOONになるのが楽しみなシーンは どこですか?
ドラマを観ているからこそ楽しみなシーンは、やはり“ラスト”シーンでしょうか。ピョンガンとオン・ダルの純愛、コ・ゴンとヘ・モヨンの恋の行方、各キャラクター同士の対立関係など。どのようにエンディングに向かっていき、幕を閉じるのか。早く続きが見たい気持ちです(笑)
WEBTOON「月が浮かぶ川」の登場人物の中で推しキャラを挙げるなら?
推しキャラは、「オン・ダル」です。ドラマの方でも推しておりました!亡き父の遺志に従い、純朴で心優しい青年に育った「オン・ダル」の生き様には本編を通して とても魅了されました。山奥で一緒に暮らす人々、運命の再会を果たしたピョンガンに対する向き合い方などから「オン・ダル」というキャラクターの“一途さ”が伝わります。また、ひたすらにピョンガンを守ろうとする姿も とても素敵です。
三国時代を背景にした日韓合作(原作:韓国、制作:日本)のWEBTOONは これまで ほとんどありませんでした。WEBTOON「月が浮かぶ川」の満足度は?
前半20話までの満足度は、本作がWEBTOON化されたという感動と相まって非常に高いです。続編にも期待したいと思います。楽しみです!
「月が浮かぶ川」はWEBTOON(縦読みフルカラーの電子コミック)と呼ばれる形式の漫画ですが、普段からWEBTOONは お読みになりますか︖
ほとんど読んだことはありませんでした。そういった意味では、とても新鮮な気持ちで読めたと思います。
フルカラーであるがゆえに、回想シーンでは着色を変えてみたり、スマホ視聴が前提のためレイアウト・文字サイズが最適化された仕様にされているので読みやすかったです。
また、縦スクロールにはページの概念がなく すべて繋がった形で表現がされるので縦スクロールならではの工夫も楽しめました。
日本でも「月が浮かぶ川」のドラマは もちろんWEBTOONも大変 注目を集めています。最後に、ドラマ・WEBTOONのファンに向けてメッセージを お願い致します。
キム・ソヒョンさん × ナ・イヌさん主演ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川」』では、王女ピョンガンのアクションシーン、オン・ダルとの純愛など魅力が たっぷり詰まっている作品です。これが どうWEBTOON化されているのか ぜひ、ドラマの視聴者は ご注目ください。そして、WEBTOONから読んで作品を好きになってくださった方は、ぜひドラマも合わせて ご覧ください!